事故や大きな災害に備える 歯科医師や警察官が参加 歯から身元を判別する研修会=静岡

事故や大きな災害で身元の分からない人が多数、発生した場合に備え、歯科医師や警察官が参加して歯の情報から身元を判別する研修会が4月7日、静岡市駿河区の静岡県歯科医師会館で開かれました。

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研修会は、県歯科医師会が開き、遺体の歯の状態を記入する「デンタルチャート」と呼ばれる鑑定書を作る講義と実習が行われました。見た目では身元が分からないほど遺体が損傷していた時、「歯」は組織が固く変化しにくいことから、身元の確認手段として有効です。

「最初にまず合掌します」

実習では遺体を模したマネキンを使って参加者が歯の状態を確認しました。県歯科医師会は、今後も継続して研修会を開き、有事の際に活動できる歯科医師を育てていく方針です。

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