【F1】RB角田裕毅が最も印象的なドライバー決める日本GP「DOD」で2位に躍進

母国初入賞の10位と大健闘した角田裕毅(カメラ・秋山昌輝)

F1のRBに所属する角田裕毅(23)が7日に鈴鹿サーキットで行われた日本グランプリ(GP)決勝で10位入賞を果たし、最も印象的なドライバーを決める「ドライバー・オブ・ザ・デー(DOD)」で2位に躍進した。

角田は赤旗による再スタートから序盤こそ低迷したが、23周目に中団勢が一斉にピットインした際にチームとともに〝超速ピットストップ〟に成功して11位にジャンプアップ。その後スピードも増して順位を10位に上げ、安定したドライビングで自身初の鈴鹿での入賞となる10位に食い込んだ。日本GPでの日本人レーサーによる入賞は、2012年に3位で表彰台に上った小林可夢偉(当時ザウバー)以来12年ぶりの快挙となった。

角田のレースぶりに世界中のファンが熱狂。決勝レース中のインターネット投票によって「この日最も印象的」だったドライバーを決めるDODで、トップに選出されたシャルル・ルクレール(フェラーリ、レースは4位)に続く2位に入り、17・7%の得票率をマークした。

角田の他には3位にカルロス・サインツ(フェラーリ、レースは3位)、4位にセルジオ・ペレス(レッドブル、レースは2位)、5位にランド・ノリス(マクラーレン、レースは5位)と上位勢がズラリと並んでおり、角田の技術やレースぶりが超一流ドライバーに匹敵する評価を世界から得ていることが浮き彫りになった。

母国レースで入賞とともに、DODで2位という高い評価を得たことは、角田にとっても今後の戦いで自信につながりそうだ。

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