【ソフトバンク】山川穂高は8試合アーチなし 打率1割7分6厘に低迷

ソフトバンク・山川穂高

ソフトバンクは7日の楽天戦(楽天モバイル)に2―3でサヨナラ負け。連勝は3で止まった。

3回一死二、三塁から3番・柳田が左腕・藤井の変化球を中前へはじき返す2点適時打で先制。先発のスチュワートは制球に苦しむも、150キロを超える速球を軸に3回まで楽天打線を力で封じ込めた。

だが、4回に太田に中前適時打を許し、1点差に迫られた6回二死二塁から村林に左翼へ適時二塁打を浴びて同点となり、ここで降板。今季初登板となった3月31日のオリックス戦(京セラ)では5回1失点と好投しながら勝ち星がつかなかったスチュワートは5回2/3を投げ8安打3四球2失点で、今季初勝利を逃した。

そして2―2の9回、緊迫した展開で小久保監督は今季2度目の登板となるドラ5ルーキーの沢柳をマウンドに送った。新人にとっては経験を積むまたとない機会。しかし、さすがに荷が重かったか、先頭打者を四球で歩かせ犠打を挟んで一死二塁から34歳のベテラン・鈴木大に右翼線へサヨナラ打を浴びた。

連勝は止まったものの鷹は開幕から3カード連続勝ち越しで、西武と並んで首位。打線は11安打と相変わらず活発で、主砲の柳田と5番・近藤はともに4打数2安打と快音を響かせ、打率も柳田が3割6分7厘、近藤が3割7分5厘と打線を引っ張っている。

ただ、好調の2人に挟まれた4番の山川は前日に続いて4タコ。初回一、二塁で迎えた第1打席は投ゴロ併殺に倒れ、前打者の柳田が申告敬遠されるという4番の真価が問われる場面で迎えた8回二死一、二塁の第4打席は5番手右腕・宗の147キロツーシームに空振り三振を喫し、またしてもチャンスをつぶした。

開幕戦で早々と今季1号を放った山川だが、その後は8試合アーチなしで打率は1割7分6厘に低迷。大砲の打棒復活が待たれる。

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