荒ぶる「前髪猫」ちゃんの戦い「1人相撲」
黒い帽子を被っている……?「髪型模様」の猫ちゃんの様子が、X(旧Twitter)で注目を集めています。
投稿したのは、Xユーザーの「@Saeroyi_cat」さん。
当ポストには2024年3月28日時点で1000件を超えるいいねが寄せられるなど話題となっています。
また記事の中盤では、猫の飼育費用についてもご紹介します。
※ポストの画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介するポストは、投稿者様の掲載許可を頂いております。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
髪型模様の猫ちゃんが「イカ耳」になると
「イカ耳すると帽子にしか見えない」というコメントとともに投稿されたのは、1枚の写真でした。
Xでたくさんの注目を浴びているのは、元保護猫の「セロイ」くんです。
セロイくんは「前髪のような被毛の柄」が特徴的な猫ちゃん。遊びが大好きなわんぱくセロイくんは、バナナのおもちゃに夢中になっているようです。
耳を伏せて大興奮!といった具合ですが、そのシルエットはたしかに「帽子」を被っているかのよう……!
「還暦祝いの頭巾」「闘牛士」など楽しいコメントが寄せられる
セロイくんの姿に笑みがこぼれた人は多いようで、ポストにはたくさんの反響がありました。
「闘牛士の帽子みたい(笑)」「還暦祝いの頭巾を黒くした感じww」「この帽子、流行りそうな予感ww」など、笑みがこぼれた人からのコメントが続出しています。
「帽子」のような姿が話題となったセロイくんですが、正面から見ると「前髪柄の美しさ」も伝わってきますね。
Xではそんなセロイくんのかわいい写真が多数公開されています。気になる方はご覧になってみてはいかがでしょうか。
イカ耳すると帽子にしか見えない pic.twitter.com/0NR2skhmIV
— パッツン前髪のセロイ (@Saeroyi_cat) March 27, 2024
猫の飼育費用事情:おやつ代にかける費用が上昇
ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます(投稿された内容については、この次のページにも続きますよ)。
「ペットの猫」に関する経済事情について見ていきましょう。
一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行いました。
「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の飼育経費は以下のように推移しました。
※数値は毎月の支出額平均
獣医にかかる医療費
- 2018年:2412円
- 2019年:3016円
- 2020年:2918円
- 2021年:3367円
- 2022年:2392円
- 2023年:3400円
猫の保険
- 2018年:1729円
- 2019年:2349円
- 2020年:1758円
- 2021年:2731円
- 2022年:2069円
- 2023年:1988円
市販の猫主食用キャットフード
- 2018年:2599円
- 2019年:2745円
- 2020年:2673円
- 2021年:2978円
- 2022年:2877円
- 2023年:2988円
市販の猫おやつ用キャットフード
- 2018年:1092円
- 2019年:1303円
- 2020年:1241円
- 2021年:1346円
- 2022年:1356円
- 2023年:1562円
上記データを見ると、2018年から2023年の6年間で「猫主食用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」は約15%の増加、「猫おやつ用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」については約43%も増加したことがわかります。
アパート・マンションなどの居住環境や飼育費用が猫を飼うハードルに
同調査では猫を飼う上での阻害要因に関するアンケート調査も実施されました。
「猫を飼いたいと思いながらも現在飼育していない理由」として、以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。
- 1位 32.6%:集合住宅(アパート・マンションなど一戸建てでないもの)に住んでいて、禁止されているから
- 2位 22.8%:世話をするのにお金がかかるから
- 3位 21.5%:別れがつらいから
- 4位 21.3%:旅行など長期の外出がしづらくなるから
- 5位 18.1%:十分に世話ができないから
上記のように、居住環境の事情が理由で飼育できないという理由が3割を超えました。
猫の飼育費用が高まる中、SNSコンテンツは「飼いたいけど飼えない人」にとってありがたい?
同調査では「現在猫を飼育していないものの、今後飼育する意向がある人」について、飼いたいと思ったきっかけに関しても調査され、結果は以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。
- 1位 47.4%:生活に癒し・安らぎが欲しかったから
- 2位 27.8%:過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから
- 3位 15.1%:愛情をかけて世話をする対象が欲しかったから
- 4位 15.0%:ストレス解消、気分転換、リフレッシュしたいから
- 5位 14.3%:話し相手や遊び相手として欲しかったから
これを見ると「生活に癒し・安らぎが欲しかったから」が47.4%と、その他の理由に大差をつけて1位となっています。
様々な理由で飼いたいのに飼えない人がいる中、費用や制約なしで手軽に癒しを感じられるSNSでの猫に関する投稿や動画は、注目を集めやすいコンテンツであることがうかがえます。
「生まれてすぐ」に保護されてきたというセロイくん
さて、投稿者さんに詳しいお話をうかがいました。
――出会いのエピソードを教えてください。
わたしが参加している保護猫シェルターに、生まれてすぐのセロイが保護されてきました。あまりにも可愛くて、家族になってもらいました。
――普段はどのような子ですか?
普段は、食いしん坊で遊びが大好きです。投げたおもちゃを持って帰ってきます。
――おもしろい、または珍しいクセなどはありますか?
新しいおもちゃは手放したくないみたいです。大興奮でおもちゃを持って、ウーウー唸りながら威嚇してきます。
――自慢のポイントは何ですか?
パッツン前髪の柄です。
以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。
参考資料
- @Saeroyi_cat
- 一般社団法人ペットフード協会「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」