【巨人】阿部監督 3年ぶり白星の高橋礼を高評価「必然と言ったら必然」

移籍後初勝利をあげ、試合後にウイニングボールを手に持つ巨人・高橋礼

ソフトバンクから巨人に加入したサブマリン右腕・高橋礼投手(28)が7日のDeNA戦(東京ドーム)で、2試合連続となる6回無失点の好投を見せ、3―0での勝利に貢献。自身3年ぶりとなる移籍後初白星を手にした。

変則右腕は3回までDeNA打線を相手に、無安打無四球投球を披露。4回二死満塁のピンチも関根を二ゴロに仕留め切り抜け、6回88球3安打無失点で後ろにつないだ。

巨人打線も右腕の移籍後初勝利をバットで後押し。初回二死二、三塁から坂本が2点適時打。3回にも岡本和の適時打で1点を追加した。

救援陣も7回中川、8回西舘とつなぎ、最後は守護神・大勢が今季2セーブ目をマーク。零封リレーで高橋礼に2021年4月17日以来、1086日ぶりとなる白星をプレゼントした。

チームの連敗を2で止めた右腕に阿部監督は「序盤、球数が多いなと思ったけど、何とか切り抜けてくれて素晴らしいピッチングだったなと思います」とうなずくと「僕も対戦したことがありますけど、いい投手ですし、変則(投手)ならではの投球術を扱えているので、必然と言ったら必然かもしれませんね」とたたえた。

高橋礼はウォーカーとのトレードで泉と共にソフトバンクから移籍。新天地で開幕ローテをつかむと、3月31日の阪神戦でも6回無失点と好投していた。

右腕は初のお立ち台でまず自己紹介をすると「1勝目できたので引き続き、次もいいピッチングをできるように頑張ります」とG党に宣言。「次回も必ずゼロで帰ってこられるように頑張りたい」と決意を述べ、大声援を受けた。

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