【広島県呉市】日鉄呉地区跡地 複合防衛拠点構想に反対集会

7日、防衛省による日本製鉄呉地区の跡地を多機能な複合防衛拠点にする構想に対し、市民団体が反対集会を開きました。

7日呉市内で開かれた「日鉄跡地問題を考える会」の設立総会には、防衛省が提案した構想に反対する市民ら約100人が参加しました。

総会では呉市が戦後、復興に向けて「平和産業港湾都市」となった歴史などが説明され、参加者からは売却すれば軍事拠点になる、などと反対の声があがりました。

防衛省は日鉄呉地区の跡地に「多機能な複合防衛拠点」を整備したいとしており、県と呉市などとの4者協議では、早ければ年内にも施設の配置案の作成を完了させる方針を報告しています。

「日鉄跡地問題を考える会」では、今後も反対を求める署名活動などを行う方針だということです。

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