「兄のような存在」コーチ不在のジョコビッチが新コーチとして噂されるジモニッチ氏との関係性を明かす<SMASH>

先日、5年間にわたり師弟関係を結んでいたゴラン・イバニセビッチ氏を解任したノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)が、新コーチとして噂されているネナド・ジモニッチ氏との関係性について語っている。

ジョコビッチは3月27日に更新した自身のSNSにて、2019年から続くイバニセビッチ氏とのコーチ契約の解消を発表。その直後に、地元ベオグラードのテニスコートで元ダブルス王者のジモニッチ氏とトレーニングする姿が目撃され、彼が新たなコーチなのではと話題になっていた。

これについて、海外スポーツメディア『Eurosport』のインタビューで質問を受けたジョコビッチは、ジモニッチ氏を「20年以上もの付き合いになる兄のような存在」とコメント。2人のこれまでの関係性や、共にトレーニングした経緯について説明している。

「彼は指導者であり、友人であり、人としても選手としても常に僕を助けようとしてくれた。ベオグラードでクレーシーズンへの準備を始めようとしていた時、彼が来てくれたんだ。素晴らしいトレーニングになったよ」
また、この時のトレーニングではダブルスのスペシャリストであるジモニッチ氏にネットプレーについての助言を受けたようだ。

ジョコビッチは「ネナドは世界最高のダブルスプレーヤーの1人だ。彼は僕がネット際にアプローチするための最適なポジショニングについて、本当に有益なアドバイスをくれた」と語り、ジモニッチ氏のコーチングから十分な満足感を得られたことを明かした。

この2人が実際にコーチ契約を結ぶのかはまだ定かではないが、ダブルスの世界1位経験者であり、長年良好な関係を積んできたジモニッチ氏とならば非常に強力なタッグとなるだろう。続報に期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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