ビリー・アイリッシュ 数種類のアナログ盤リリースの人気歌手を非難「無駄遣い」「イライラさせられる」

歌手のビリー・アイリッシュ(22)が、売り上げを伸ばすためにコレクター向けにアナログ盤で楽曲をリリースしているアーティストを「無駄遣い」だと非難した。

リサイクル可能な素材を取り入れ、使い捨てプラスチックを禁止し、植物由来の食事をクルーに提供するなど、ツアーも環境に配慮したものにすることで、可能な限り「持続可能」であることを心がけているというビリー、ビルボードにこう語っている。「私たちはこの時代に生きていて、何らかの理由で、あるアーティストにとっては、様々な種類のレコードやパッケージを作ることがとても重要なの。それによって売上が上がり、数字が上がり、より多くのお金や物を手に入れることができるのよ」「(それが)どれだけ無駄なことなのか、言葉では言い表せない。持続可能であるために全力を尽くし、チームのみんなを巻き込もうとしている人間として、本当にイライラさせられる。そして、世界的に有名なアーティストが40種類もの異なるユニークなパッケージのレコードを作っているわ。もっと買わせるためにね」

ビリーの2021年リリースのアルバム『ハピアー・ザン・エヴァー』は8種類のアナログ盤で発売されたが、ブラックバージョンはリサイクルされたレコードで作られ、またサトウキビから作られたシュリンクラップが使用されていた。

ビリーはこう続けている。「終わりのない戦い。私たちみんなが分かっているように、誰かに気にかけるよう強制するのはかなり無理があるわ。できることは、自分の信念を表現し、説明することだけなの」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社