【WWE】アスカ&カイリ 7万大観衆の前でまさかの毒霧誤爆…元AEWジェイドのパワーにごう沈

ド派手に入場する(左から)アスカ、ダコタ・カイ、カイリ・セインのダメージCTRL ©WWE

WWEの祭典「レッスルマニア40」初日(6日=日本時間7日、ペンシルベニア州フィラデルフィア)、WWE女子タッグ王者の〝明日の女帝〟アスカ&〝海賊王女〟カイリ・セインは、まさかの毒霧誤爆で敗れ去った。

カイリが昨年11月に復帰したことで、アスカとの名タッグ「カブキ・ウォリアーズ」が復活。同時に悪のユニット「ダメージCTRL」に加入して、タッグ王座奪回にも成功した。祭典ではダメージCTRLのダコタ・カイと組み、ビアンカ・ベレア&ナオミ&ジェイド・カーギルの強力トリオと6人タッグ戦で激突した。

NFLスタジアムの「リンカーン・ファイナンシャル・フィールド」に集まった7万2534人大観衆の前で、アスカとカイリは和装で華やかに入場。アスカは口が大きく裂けたかのような祭典仕様のフェースペイントだ。

ゴングが鳴るとナオミが猛攻を仕掛けるが、アスカとカイリは巧みな試合運びですぐに逆襲。カイリは場外に落ちたナオミにコーナー上段から鮮やかなインセインエルボーアタックをぶち込み、大観衆を驚かせた。カブキ・ウォリアーズはナオミにアスカのミドルキック、カイリのカカト落とし、女帝のフェースバスター、海賊王女のスライディングドロップキックの波状攻撃。得意のコンビネーションを決めてみせた。

だが、元WWE女子王者のビアンカが、パワー全開でダメージCTRLを3人まとめて蹴散らして逆転。ダメージCTRLはアスカがビアンカにコードブレーカーを放ったところで、カイリがネックブリーカーを決めて反撃。続けてアスカがスライディングキックをビアンカに打ち込んだ。

ここまで元AEWの大物、ジェイドの出番はなく、観衆から「ジェイドを出せ!」のチャントが起きると、ついにリングイン。ムッキムキボディーのジェイドによってアスカが強烈なチョークスラムで叩きつけられる。さらにカイリもクロスボディーをキャッチされ、シュミット式背骨折りをくらってしまった。

リング上で乱戦になると、カイリがビアンカにKODの体勢で担ぎ上げられた。ここでアスカがカイリの脚を引っ張り、必殺技を阻止。続けてカイリが捕らえたビアンカにブルーミストだ。ところが、ビアンカに間一髪かわされて、アスカの毒霧はカイリを直撃。これでカイリの顔面は真っ青に…。抜群の連係を誇るカブキ・ウォリアーズがまさかの誤爆だ。

続けてカイリがナオミにヒップから叩きつけられると、アスカはビアンカのKOD葬。最後はダコタがジェイドの変型フェースバスター「ジェイデッド」で顔面を叩きつけられ、3カウントを奪われた。ダメージCTRLは強力トリオに完敗。今後はアスカ&カイリのWWE女子タッグ王座をめぐる戦いへと突き進みそうだ。

「レッスルマニア40」は「ABEMA PPV」にて生中継された。

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