【光る君へ】秋山竜次演じる藤原実資『小右記』に着手 視聴者は〝やっと日記〟と大盛り上がり

ロバート・秋山竜次

女優の吉高由里子が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」の第14回「星落ちてなお」が7日に放送され、ロバートの秋山竜次が演じる藤原実資に対する妻からの〝決めセリフ〟に盛り上がった。

第14回放送分は藤原兼家(段田安則)が後継者として長兄・道隆(井浦新)を指名し、その後に逝去。後を継いだ道隆が宮中を牛耳り、独裁を始めるという内容だ。道隆は嫡男である伊周(三浦翔平)を17歳という若さであるにもかかわらず、蔵人頭という役職に出世させてしまう。

この出世に納得がいかない一人が、真面目キャラの実資。新妻の婉子女王(真凛)を横に「まだ世に出たばかりの伊周殿を蔵人頭にするのは異常。まったくもって異常。異常中の異常」と激おこ状態だ。そんな実資のお腹を婉子女王がプニプニさわり「う~ん、この張り具合」となでまわす。

お腹を触られながらも実資は「ほおっておけば内裏の秩序は乱れよう、何とかせねば」と真剣に悩みつつも、婉子女王に「腹をつかむな」と指摘する。そんな婉子女王は「そのお話は明日の朝、日記に書けばよろしいでしょ」と言い返す。

実資が書いたとされる日記は「小右記」で、藤原道長の「この世おば わが世とぞ思ふ 望月の かけたることの なしと思へば」という有名な歌も入っており、歴史的に貴重な資料だ。

実資の前妻であった桐子(中島亜梨沙)にも、世の中の不条理を愚痴り、第7回、第9回と「日記に書きなさい」とたしなめられてきた。新妻の婉子女王からも「日記」のワードが飛び出し、このシーンでは実資が「明日、このことは日記に記そう」と日記を書く覚悟を決めたことで、SNSでは「やっと日記を書く気になった実資さま」「日記日記って言われている」「実資、日記書くってよ」と盛り上がった。

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