アーティスティックスイミング・安永真白&比嘉もえ パリ五輪では〝ガオガオ系〟回避

パリ五輪では「ペガサス」に挑戦する比嘉もえ(左)と安永真白

水泳の2023年世界選手権福岡大会で金メダルを獲得した、アーティスティックスイミング(AS)の安永真白(24)&比嘉もえ(16=ともに井村ク)組が、パリで羽ばたく。

7日に都内で行われた公開練習で、安永は「まだ100%ではないが、ハイブリッド(水中にもぐりながらの脚技)は難易度を上げたものに挑戦している。私たちの技術をもっと世界に見せていけるように、一曲を通して高い完成度の演技をしていきたい」と力を込めた。

パリ五輪で行うフリーのテーマには「ペガサス」を設定した。昨年の世界選手権では「クロヒョウ」をテーマに、迫力のある演技を披露。比嘉は今回の変更について「前回は〝ガオガオ系〟だったので、ちょっと〝羽ばたき系〟をやってみたいと。優雅で強いみたいなイメージ。鳥だとちょっと印象が薄くなりそうで、馬の要素もある『ペガサス』がいいかなと思った」と独特な言い回しで説明した。

そして今後の課題には、高さのズレを挙げた。安永は167センチ、比嘉は172センチと2人の間には身長差がある。安永は「大きさが違う分、足を出した時に高さが変わってしまうという見栄えの問題に関しては頑張ってなくそうとしている」としつつも「デュエットでは、陸上動作で持ち上げることはそんなに多くはない。そこでアピールもできているので、私はこの体格差があって良かったなと思っている」とポジティブに受け止めていた。

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