まさかの2連敗も大事なのは目先のCLアーセナル戦…バイエルン幹部が改善望む「今は監督探しなどどうでもいい」

改善を訴えたバイエルンのエバール氏[写真:Getty Images]

バイエルン首脳陣も予期せぬ状況にフラストレーションが溜まっている。ドイツ『ビルト』が伝えた。

ドルトムントとのデア・クラシカーを落とし、ブンデスリーガ12連覇が厳しくなった2位・バイエルン。6日の第28節ハイデンハイム戦では立て直しが期待されたが、2-0で折り返しながら後半の3失点で、まさかの逆転負けを喫した。

2連敗により一層リーグ優勝が遠ざかった中、バイエルンのスポーツ部門取締役を務めるマックス・エバール氏が試合後にドイツ『ZDF』でコメント。9日にはチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグのアーセナル戦を控えるが、それまでに大事なものを取り戻さなければならないと語った。

「ドルトムントやハイデンハイムに負けたことについて話し合う必要はない。サッカーの仕組みを教えてくれたハイデンハイムのことはとても尊敬している。サッカーはとてもシンプルなゲームだ。2 つのゴールと1 つのボールがあり、士気、そして走る意欲、それら全てをピッチに持ち込むだけだ。我々はそれができていない」

「そんな状態なら火曜日にロンドンに行く必要はない。ハイデンハイムには敬意を表するが、アーセナルもそれをピッチに持ち込むことができるチームだし、サッカーの面では1ランク上だ。鼻を殴られないよう、状況を好転させなければならない」

また、スポーツ・ディレクター(SD)のクリストフ・フロイント氏は、アーセナル戦も引き続きトーマス・トゥヘル監督に指揮を任せると明言しているが、エバール氏もこの意見に同調。来シーズンに向けての監督探しは重要なミッションだが、「今は監督探しなどどうでもいい。大事なのは火曜日の試合だ。非常に難しいものになるだろう」と荒い口調で述べたようだ。

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