イスラエル軍が南部撤収 「休養と再編成のため」と米高官

パレスチナ自治区ガザ南部ラファで、イスラエル軍によって攻撃を受けた建物の跡とパレスチナ人=6日(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザで続くイスラエル軍とイスラム組織ハマスによる戦闘は7日で半年。軍報道官は同日、ガザ南部から部隊が撤収し、ガザに残るのは1部隊になったと表明した。詳細は不明だが、部隊を再編成し将来の戦闘に備える狙いとみられる。軍高官は英BBC放送に「戦闘は終わっていない。さらに作戦が必要だ」と述べた。

 カービー米大統領補佐官は7日、米テレビのインタビューで「休養と再編成のためだ。彼らは疲弊し、再編成が必要と聞いている」と述べた。

 軍は7日、南部ハンユニスでの戦闘で兵士4人が死亡したと発表した。ガザ保健当局は7日、ガザ側の死者が3万3175人になったと発表した。

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