日米豪比が初の本格演習 南シナ海で中国けん制

2018年9月、フィリピン・マニラの港に入る海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」(AP=共同)

 【マニラ共同】フィリピン軍は7日、南シナ海で日本の海上自衛隊と米国、オーストラリア両軍と共に初の本格的な4カ国海上演習を同日に実施したと発表した。南シナ海で威圧を強める中国をけん制した形。

 演習はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)で行われ、海自は護衛艦「あけぼの」、米軍は沿海域戦闘艦と哨戒機、オーストラリアはフリゲート艦と哨戒機、フィリピンは哨戒艦2隻とフリゲート艦、ヘリコプター2機が参加したという。海自は6日、対潜水艦戦や通信の訓練を行うと発表していた。

 フィリピン軍は昨年11月以来、米軍、オーストラリア軍と2国間でそれぞれ共同巡回を実施してきた。

© 一般社団法人共同通信社