静岡県内で死亡したドイツ兵捕虜の墓を110年手入れし続けたことでドイツ大使館が感謝の記念碑を寄贈

第一次世界大戦当時、静岡県内で亡くなったドイツ兵の墓を地元の人々が手入れし続けたことに対し、ドイツ大使館から記念碑が寄贈されました。

式典は静岡市の旧陸軍広場で行われました。

第一次世界大戦ではおよそ100人のドイツ兵が、捕虜として静岡市の収容所に送られ、その内グスタフ・マタイス氏が死亡しました。

今回、地元住民がおよそ110年にわたり、マタイス氏の墓を手入れし続けたことに、ドイツ大使館が感謝の意を示したものです。

式ではドイツ大使館のラルフ・ペルジケ空軍大佐から、参加者に日本語で感謝の言葉が贈られました。

式の終わりには地元の中学校の吹奏楽部がドイツ語で「童話、おとぎ話」を意味する「メルヘン」などを演奏し、参加者を楽しませました。

© 静岡朝日テレビ