叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組、「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」。
3月26日に配信されたエピソードの中では、リスナーから寄せられた《職場にとても意地悪をする人がいる》というお悩みを紹介し、恭子さんと美香さんが回答した。
お便りの内容は、以下の通り。
《職場にとても意地悪なことをする人がいます。その人はお土産を私がいないときにみなさんに配ったり、逆に私がお土産を渡してもありがとうの一言も言わないような人です》
《その人は仕事上でも姑息なことをしたり、上司に取り入って貶めてこようとします。こちらが優しさで何かをしようとしても、すべて無下にするような人です》
《しかし、その人と2人で仕事をしなければならず支障が出ますし、真面目にやっている私のほうがバカを見るようなやり方で手を変え品を変えやってきます。このような人とどう仕事上で付き合っていったらよいでしょうか。どうかアドバイスを頂けますと幸いです》
お便りの内容を聞き終えた恭子さんは、「おそらくお互いを嫌い合っている二人が一緒に過ごすのはとても地獄」だと見解を語った。
恭子さん「これを聞かせていただいて思ったのは、相手の方がこの方をあくまでも嫌い。で、その方もこの方が自分のことを嫌いだと思っていることも、なんとなくというか、すごく感じていらっしゃる。そのようなおふたりが一緒に過ごすということは、とっても地獄ですよね」
続けて恭子さんは、きっと相手も日常でイヤなことがあって、憂さ晴らしのために意地悪をしているのではないか、と自身の考えを述べた。
恭子さん「相手の方はもちろん、それを知ってやってらっしゃるとは思いますが、私から見たら案外姑息ではありますが、もっとひどい露骨な方もいっぱいいらっしゃいますよね」
「ポイントは、職場。だから、自分ではどうしようも代えがたい、もしくは自分で辞めるしかない。その選択肢の狭さから始まるそういうふうな関係上は、どこの職場でもありがちなシチュエーション。意地悪をしているという方は、いわゆるご自身もいろんなイヤなことがあって、その方に対して憂さ晴らしをしながら凌いでらっしゃるのかもしれませんが」
対処法として恭子さんは、「気が済みましたか？」と声をかけてみてはどうかと提案した。
「一度腹を割って、『あなた今日はどうでした？ ちょっと気が済みましたか？』って聞いてみるのもいいかもしれませんね。イヤだなって（気持ちを伝える）いうよりも『今日はそんな感じでしたか？』って言って。なおかつ『今日はこれで終わりですか？』っていう感じで。『今日はあなたの気は晴れましたか？』って聞いて差し上げるのも、そのときの相手の方の様子によって『何を言ってるの？』って言う方もいらっしゃるかもしれませんが」
「そうすると、その方がよっぽど鈍い感覚でない限り、もちろん当然わかっていて、自分を違う意味で受け止めていたんだというふうに（思うはず）。あと情操教育がなってない方は『何を言ってるの？』って言って、次はもうちょっと度を越した意地悪をしてくる（かもしれない）。だからそういうふうな態度で『じゃあ明日はどうなるか、ちょっと私も楽しみにしてますね』って（言ってみる）」
いじめている人といじめられている人の立場は、その関係上どうしても上下があるように考えてしまいがちだが、実際のところは対等な立場であると恭子さんは語る。
「自分はいじめられていて、下にいるんだという気持ちを、まずは外してみる。いじめている人といじめられている人の関係上は、どうしてもいじめられている人は自分が下なんだと、いじめられている立場なんだというふうに思いがち。というか思ってしまう。それを相手は足元を見て、どんどんどんどんやってくる」
「なぜ自分がいじめられる立場なんだということを相手に対して知らしめるというか、そういうふうにしてみると何かが浮き彫りになってくる。だから、あなたがしていることは私は知ってますよと。だけど、少なくとも私はあなたよりも別に下なわけでもないです」
最後に恭子さんは、たとえいじめてくる相手が上司であったとしても、間違っていると思う部分にはしっかり反論することで、関係性が変わってくるのではないかと考えを語り、回答を締めくくった。
恭子さん「例えば仮に（立場が）上であっても、あなたは私の上司です、と。だから上司である限りは、私は上司のことを見習いながら従います、と。しかし、あなたはとても卑怯で、とても姑息なことをしています。というふうなことを、自分の思ったことを相手に伝えてみる。そうするとある人は引っ叩くかもしれません。まあ、それはそれで問題になると思います。だけど、言われたことに対して引っ叩くということは、その方自体はすでに動揺している。だから、その方に対しての言葉での一撃をちゃんと与えてみてはいかがかなと私は思いますよ」
