「チンドン文化、永遠に」 柴田理恵さん、太鼓の演奏体験

チンドン太鼓を鳴らす柴田さん=富山市の県民会館

 全日本チンドンコンクールの70回の節目を記念し、富山市特別副市長で女優の柴田理恵さん(同市八尾町出身)によるトークショーが県民会館で行われた。柴田さんはチンドン太鼓の演奏を体験し、魅力を再認識したとし、「この素晴らしい文化は永遠に続くべき。応援していきましょう」と呼び掛けた。

 柴田さんは子どもの頃、家族と一緒に八尾町からバスで1時間かけてパレードを見に来たという。「楽しい格好をして、あんなに面白そうに歩くのはいいなあと感じた」と振り返り、劇団での仕事に通じているとした。今回のコンクール本戦を見て、「生の声、生の演奏で宣伝されると本当に楽しい」と感心した様子だった。

 東京と大阪のベテランチンドンマンの指導でチンドン太鼓の演奏も体験。鉦(かね)と太鼓のリズムの取り方を覚えると、演奏に合わせてステージ上を練り歩き、「いつかコンクールに出てみたい」と声を弾ませた。

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