【佐賀・ル・プランタン賞】単勝1.3倍グラインドアウトが断然の支持に応える…赤岡「正直まだ不安もあった」

4月7日、佐賀競馬場で行われた6R・ル・プランタン賞(3歳牝・ダ1800m)は、赤岡修次騎乗の1番人気、グラインドアウト(牝3・高知・田中守)が快勝した。1馬身差の2着にケンタッキーグレイ(牝3・佐賀・北村欣也)、3着にフェリシス(牝3・兵庫・石橋満)が入った。勝ちタイムは1:59.9(稍重)。

2番人気で廣瀬航騎乗、クライムエンジェル(牝3・兵庫・高馬元紘)は、4着敗退。

ドリームサンデーがスタートからレースを引っ張り、クライムエンジェル、グラインドアウトなどがそれに続く展開。2 周目に入ったところでアルテミスバイオが進出を開始。2コーナー付近では先頭に立ち、ドリームサンデー、クライムエンジェル、グラインドアウトなどが続く展開に。その後、3コーナーあたりで高知所属のグラインドアウトがスパートを開始し一気に先頭へ。最後の直線ではケンタッキーグレイの猛追をしのぎ切り1分59秒9 のタイムで勝利。花吹雪賞からの重賞2連勝となった。1馬身差の2 着にケンタッキーグレイ、更に3 馬身差の3 着に兵庫所属のフェリシスが入線した。

高知所属馬が勝利

1着 グラインドアウト
赤岡修次騎手
「前回はかなり雨の浮いた馬場で水が溜まっていたのですごい馬も走りやすいというか、時計が早い馬場の方が走りが良い馬なので、今回は水は含んでいるんですけど返し馬した時に少し重いなと思いました。あとはペースがどうなるかなという感じだったんですけど、僕の馬もスタート出たんでね、行けるなら2、3番手まで行こうかなと思って、外から結構いたんでもうハナの後ろで我慢しようと思ったんですけど、かなり遅くなりましたね。もうちょっとこの最初の直線でかなり攻め馬みたいなペースになったので、もう内から一気に行こうと思ったんですけど、 行こうと思った時にもう先に咲希到くんが動いたので、動かなくて良くなったと思って。 あれがなかったら、多分僕がもう動いて逃げる形になったんじゃないですかね。兵庫の多分あれが相手になるんじゃないかなと思ってた馬がちょっと間で苦しくなったので、もうここで一気に動いてとこうと思って、楽させるつもりで馬を動かしていきました。やはり途中でもペースが急に上がったのと、自分からも向こう正面すぎ、3コーナー手前で動いたので、少しお終いは鈍くなりましたけど、押し切ってはくれるだろうなと思って乗っていました。3か月ぶりぐらいのレースだったので、ちょっと正直まだ不安もあったんです。結構乗り込んでくれてるとは言ってたんですけど、まだやっぱりちょっと馬の動きはどうなのかっていう疑心はありながら乗ってたんですけど、休み明けにしては結構動いてくれたなと思ってます。(今後)多分もうグランダムシーズンに使っていくのかなと思うんですけど、なんとかこの馬を沢山勝たせてあげたいです。ほんと応援してくれた皆さん、ありがとうございます。ひょっと九州の馬を応援していただいたファンの人も多いかと思うんですけど、2連勝させていただきましてありがとうございます」

グラインドアウト 9戦4勝
(牝3・高知・田中守)
父:アメリカンペイトリオット
母:クィーンロマンス
母父:ティンバーカントリー
馬主:酒井孝敏
生産者:稲葉牧場

【全着順】
1着 グラインドアウト
2着 ケンタッキーグレイ
3着 フェリシス
4着 クライムエンジェル
5着 シーブレ
6着 フランキンローズ
7着 グランディスペース
8着 アルテミスバイオ
9着 プラティア
10着 ドリームサンデー
11着 オルタンシア
出走取消 ウェンティ

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