日本人女性初の熱波師のひとり、レジェンドゆうさん「サウナは苦手で20秒しか入れなかった」過去【各界の『虎に翼』】

「お客様の笑顔がいちばんですね」とレジェンドゆうさん

連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)では、伊藤沙莉が女性弁護士の草分けを熱演している。本誌は、各ジャンルのパイオニアたちに「矜持と苦労」を直撃した。前例のない世界に飛び込んだ彼女たちには、共通する “強い思い” があった――。

レジェンドゆうさんは、全国のサウナを満員にする大人気熱波師だ。

「もともと、サウナは苦手で20秒くらいしか入れなかったんです。当時、勤務していた先の上司の命令で、アウフグース(熱波)を見学すると『私ならこうしたい』と興味が湧いて。始めて2、3年後の部署異動を機に、プロになりました」

日本で“初代”といわれる熱波師5人のうちのひとりで、ドイツサウナ協会公認のアウフギーサーでもある。

「600種類ほどのアロマを使い分け、毎回、違うパフォーマンスをおこなっています。お客様の笑顔がいちばんですね」

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