「10戦9勝しても順位が変わんねーのか」大混戦のウエストで8位に浮上したレイカーズ。デイビスは「自分たちにすごく自信がある」<DUNKSHOOT>

現地時間4月6日(日本時間7日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズはホームのクリプトドットコム・アリーナでクリーブランド・キャバリアーズと対戦。ファストブレイクの得点で32-14と圧倒するなど試合を優位に進め、116-97で快勝した。

4連勝を飾ったレイカーズは、ディアンジェロ・ラッセルがゲームハイの28得点に5リバウンドをマーク。そのほか、レブロン・ジェームズが24得点、5リバウンド、12アシスト、アンソニー・デイビスが22得点、13リバウンド、4アシスト、3スティール、6ブロック、トーリアン・プリンスが18得点、4リバウンドをマークし勝利に貢献した。

ここ10戦で9勝1敗と、レギュラーシーズン終盤に好調を維持するレイカーズ。オールスター後はリーグ3位タイの15勝7敗(勝率68.2%)、2月もリーグ3位タイの9勝3敗(勝率75.0%)、そして4月は3戦負けなしで、キャバリアーズに勝利したことで今季成績を45勝33敗(勝率57.7%)とし、昨年12月29日以来初となるウエスタン・カンファレンス8位へと順位を上げた。
レギュラーシーズンは残り4試合。7位のニューオリンズ・ペリカンズ(45勝32敗/勝率58.4%)を0.5ゲーム、6位のフェニックス・サンズ(46勝31敗/勝率59.7%)を1.5ゲーム差で追う傍ら、9位のサクラメント・キングス(44勝33敗/勝率57.1%)が0.5ゲーム、10位のゴールデンステイト・ウォリアーズ(42勝35敗/勝率54.5%)が2.5ゲーム差で迫っているため、ウエストはシーズン最終日まで団子レースの様相を呈している。

1試合ごとの勝敗で順位が入れ替わる状況なのだが、デイビスはチームの現状に大きな手応えを掴んでいた。

「俺たちは自分たちの実力にすごく自信がある。『おいおい、俺たちは10試合で9勝しているのに(順位表では)変わんねーのか』って笑っているよ。それだけウエストはいいチームが揃っているってことさ。けど俺たちにはすごく自信がある。フロアに足を踏み入れれば、このチームに自信を持っているんだ」

シーズンも佳境を迎え、レイカーズにとって負けられない戦いが続くが、自分たちに絶対の自信を持つ彼らなら、何か大きなことを成し遂げてくれそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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