タワマン入口からエレベーターまで100メートル!「来客は1分以内に乗り込まないとエレベータードアが閉まる。老親は間に合わず…」

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憧れのタワマンに住んでいる人にも悩みはあるらしい。神奈川県に住む50代後半の女性(専門職(コンサルタント・士業・金融・不動産)/年収2000万円以上)は、タワマンに住むことの利点として、

「全戸IHキッチンなのが気にいっています」

と答えた。やはりキッチン周りの使いやすさは暮らす上で重要だろう。一方、こんな不満も明かした。(文:真鍋リイサ)

老親には「お迎えが必要です」

「オートロック入口を入ってエレベーターまで100mくらいあるのですが、1分以内に乗り込まないとエレベータードアが閉まってしまうため、来客者はもう一度エントランスに戻り、オーナー宅にてエレベーターを開けてもらう必要があります。老親が訪ねてくると間に合わず、お迎えが必要です」

警備が頑丈なオートロックならではの悩みだろう。それにしても100メートルの距離を1分以内に移動しなければならないというのは、高齢者には厳しいことだ。安全面との兼ね合いを考えると難しいが、ロックの解除時間をもう少し延ばしてもいいのではないかとも思う。

東京都に住む30代後半女性(専門職(コンサルタント・士業・金融・不動産)/年収1300万円以上)も、タワマンならではの不満を漏らす。

「高層階で窓が開かないので空気の入れ替えはエアコンに頼るのみ」
「車(駐車場)に忘れ物をしたとき取りに戻るのが億劫」

いずれも高層階ならではの悩みだ。

東京都に住む30代後半女性(クリエイティブ(メディア・アパレル・デザイン)/年収1500万円)は、

「共有施設が充実している、虫に悩まされないで済む。外観清掃を管理会社がやってくれる」

と利点を挙げた。一方でやはりエレベーター関連の悩みはあるようで、それは「エレベーターでの電波が弱い」こと。タワマンに住んでいても、すべてが快適というわけではなさそうだ。

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