友近さん明かした、水谷千重子が福井県出身の理由 福井新聞「ささら」サロンで講演 半生やコントへの思い語る

ものまねを交えたトークで会場を沸かせる友近さん=4月7日、福井県福井市のフェニックス・プラザ

 福井新聞・女性の集い「ささら」の本年度第1回サロンが4月7日、福井県福井市のフェニックス・プラザで開かれた。お笑いタレント友近さんが講演し、これまでの半生やコントなどにかける思いを、ものまねを交えながら披露。座右の銘である「人生一度きり。何にでもチャレンジ」の大切さを、約1700人の聴衆に呼びかけた。

 友近さんは、「芸能生活50周年の大物演歌歌手」水谷千重子としても活躍している。「私の親友、分身でもある千重子ちゃんは福井県出身のプロフィル設定」と語り、その理由も披露。「温泉とグルメが好きなのでプライベートでよく福井に来ていて、旅館のお風呂につかるだけで疲れがとれる。日本の中で福井が上位」と“福井好き”を公言した。

 小学生の頃にカラオケ大会やのど自慢大会などに挑戦し、歌手を目指したときもあったが、家で姉と一緒にやっていたミニコントの遊びがお笑いタレントを志す“原点”だったと紹介。「今もやっていることは変わらない。皆さんが面白がってくれるから、コントを続けている」と話した。

 大学卒業後、そのままお笑いの道に進むのではなく、「人生一度きり。何にでもチャレンジ」の精神で道後温泉(愛媛県)の旅館で仲居の仕事を経験。仲居や女将(おかみ)に扮(ふん)するリアルなコントにつながっているとした。

 お笑いの仕事について「常に自分自身がワクワクして、皆さんに思いを伝えて、それが実現すると、また世界が広がっていく」と語った。

 講演前にはオープニングコンサートもあり、津軽三味線の兄弟デュオ「岡野兄弟」が会場を盛り上げた。

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