現行犯逮捕されたスカウトが玉砕した〝恵比寿女子〟 駅ごとに異なる夜職女性の傾向

駅構内でもスカウトが行われる(写真はJR恵比寿駅)

恵比寿にいる女性は品がいい!? 警視庁渋谷署は5日までに東京都のJR恵比寿駅の構内で女性にスカウト行為をしたとして都迷惑防止条例違反の疑いで、無職の25歳の男を現行犯逮捕した。

容疑者は「恵比寿は品がある女性が多い」と容疑を認めつつも、「これまでにスカウトに成功したことはない」と話しているという。

逮捕容疑は3月28日、恵比寿駅構内にいた20代女性に「俺スカウトなんだけど、お姉さん、移籍とか考えてない」「週1、2でできるラウンジがある」などとつきまとい、勧誘した疑い。

今年2月以降、恵比寿駅周辺で「スカウトにからまれる」などの通報が警視庁に相次いでいたという。

スカウト事情通は「駅構内のスカウトは珍しいけど、恵比寿駅周辺には日々、10人ぐらいはスカウトがいますよ。JRの西口改札から地下鉄の日比谷線に降りるエスカレーター前までにスカウトが多いです。高級ラウンジがありますから。〝恵比寿女子〟という言葉があるように恵比寿は意識が高い系の美人率が高い気はします。おしゃれな街といわれ、モデルなどのおしゃれな人が集まるからでしょう。すっぴんにジャージーで歩いている人はいませんね」と語る。

JR山手線は駅によって、集まる女性の特徴が異なるので、夜の商売に就く女性の傾向が異なるという。

「新宿駅はなにより歌舞伎町があるので、水商売の競争が激しいし、危険な香りのする客にもひるまない専業キャバクラ嬢が多い。池袋駅は『歌舞伎町は怖いから』といって敬遠するけど、夜の世界をのぞいてみたいというキャバ嬢が多い。池袋で名を上げて歌舞伎町に移籍という人もいます。渋谷駅は近隣エリアよりも競争が激しくないため、ゆるく働くギャル系が多い。意外なことに上野駅のキャバクラは穴場で、日比谷線沿いのオフィスで昼働いているOLが『中目黒に住んでるんだけど地元近くはイヤだから』と通ったり、『銀座と掛け持ちしてるから』という女性がいるんです」と同事情通は指摘している。

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