今永昇太4回無失点の快投も〝水差す〟中断 注目・大谷翔平との初対決は空振り三振&三邪飛

3回、ドジャース・大谷(奥)を三邪飛に打ち取ったカブス・今永昇太

カブス・今永昇太投手(30)が7日(日本時間8日)、本拠地・ドジャース戦(リグリー・フィールド)で今季2度目の先発登板に臨み、4回まで2安打無失点と好投を続けていたが、降雨のため試合が一時中断となった。

ドジャース・大谷翔平投手(29)との日米通じて初対決となった注目の一戦。気温8度で試合前から雨が降る悪コンディションの中だったが、今永はデビュー戦に続き半袖でマウンドに上がった。初回は先頭のベッツを右飛、2番・大谷との初対決はフルカウントから9球目、内角高めの94・4マイル(約152キロ)直球で空振り三振を奪った。フリーマンには詰まらせながらも右前打を許したが、4番・スミスを中飛に仕留めた。その裏には味方打線が爆発し、いきなり一挙3得点の援護を受けた。

雨が強くなり出した2回はT・ヘルナンデスに左前打を浴びたものの、後続を2者連続三振、遊飛に打ち取った。4点リードをもらった3回は二死から2度目の対戦となった大谷を三邪飛に仕留め、わずか6球でこの試合で初めて3者凡退に抑えた。

波に乗り、4回も3者凡退に仕留め、この回までで2安打無失点、3奪三振の快投を披露した。ところが、4回裏一死一、三塁のカブスの攻撃中に悪天候により中断した。

今永が2勝目を得るためには5回まで投げ切る必要があり、あまりに中断が長引いた場合はメジャーでは投手のコンディションを考慮して投手交代となるケースが多いだけに続投はあるのか、続投しても体調面が気になるところだ。

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