「つなぐ珈琲」1号店、発達障害ある人を積極採用 特性生かし働ける環境に

 秋田県大仙市大曲にある住所非公表のコーヒースタンド「つなぐ珈琲」1号店は、発達障害がある人を積極的に採用している。2日から8日までは発達障害啓発週間。自身も発達障害があるオーナーのぽんさん(34)は「障害の有無にかかわらず、誰しもが本来持っている個性や能力を発揮して働ける環境をつくりたい」と話す。

 つなぐ珈琲は手網を使った焙煎(ばいせん)でこだわりの一杯を提供する。1号店は昨年9月に同市大曲にオープン。今年1月には秋田市に2号店を構えた。1号店は前の店舗が手狭になったため、3月30日に同じ大曲で移転。新店舗は暖色の明かりに包まれ、木のぬくもりが感じられるようになっている。カウンター越しにスタッフとの会話も楽しめる。

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