いげた屋研究劇公演『偽侍の源一郎』5月上演

2023 年 3 月に柳十兵衛を中心として旗揚げしたいげた屋。『偽侍の源一郎』、5月17日より開幕。
時代劇の作法、台詞、所作、殺陣の立ち回りや作品背景の考察を研究しながら、《時代劇の基本を守り受け継いでいく》ための公演を上演することが目的。
誰でも楽しめる時代劇。

主催より
侍とは何か、幸せとは何か、夫婦とは何か。作品の中では様々な問いかけが登場人物たちの間で飛び交います。人は何をもってして相手を理解するのでしょうか。それは肩書きなのか、交わされる言葉なのか、一緒にいる時間を通してなのか。きっとそのどれもが複雑に混ざりあって、自分の中の相手を形作るのだと思います。
嘘の肩書きを通して見た世界と、一緒に過ごした時間を通して見た世界。このふたつの狭間で揺れる伍作といのは、武家社会ならではのプライドや建前を目の当たりにして、何を思うのでしょうか。
そしてこの2人の周りには悪いヤツだけどどこか憎めない、全員が物語の主人公となり得るような魅力的な登場人物がたくさん現れます。士農工商それぞれの立場から見た世界を、お客様と一緒に体験できたら嬉しいです。
いげた屋は、時代劇ならではの所作や台詞回し、殺陣や小道具の使い方を過去の作品から学び、その伝統をこの先も継承していくために研究劇と銘打って様々な時代劇の表現に挑戦していくことを目的としています。老若男女問わず楽しめる時代劇のひとつとして、この作品を楽しんで頂けたら幸いです。

あらすじ
戦国の時代が終わって暫くした頃。
天下は泰平の世に移ろうとしていたが、その一方で侍達は職を失い、町には浪人が溢れ、社会問題化し、某家家老日暮幸之善【佐野圭亮】はその有様を嘆いていた。
侍に憧れる百性の伍作【柳十兵衛】は、大坂の陣で手柄を挙げ、取り立ててもらおうと画策していたが成果を出せず、それどころか同じく百性だという男【南武杏輔】に足の腱を斬られ逃げ出してしまう。
その男は自分を源一郎と名乗り、後に戦での勇武を日暮に認められ、侍として仕える事になる。そして、源一郎は幼馴染のおきぬ【利根川鈴実】と祝言を挙げる。
その頃、伍作と夫婦となったいの【田中志奈】は、足を引きずる伍作を見て、可愛いなぁと思っていた。

【いげた屋とは】
2023年3月に柳十兵衛を中心として旗揚げ
《時代劇を、時代劇が身近な存在では無くなった世代が作ったらどうなるのか》
というコンセプトで立ち上げました。
2023年4月に『いげた屋』としてショート・シアター・フェス 2023(シアターアルファ東京主催)に参加。参加作品『名無しの坊~鬼の子守唄~』は
《最優秀団体賞》及び《柳十兵衛:最優秀男優賞》の W 受賞となりました。

概要
いげた屋 研究劇公演 『偽侍の源一郎』
日程・会場:2024年5月17日〜5月19日 BUoY
作・演出:柳十兵衛
出演:
柳十兵衛
田中志奈
南武杏輔
利根川鈴実
白木三保
瓜竜健司
彩野
黒江優也
月川すみれ
今江言多
出口誠也
伊達康浩
佐野圭亮(特別出演)
スタッフ
企画 月川すみれ
作・演出 柳十兵衛
舞台監督 吉川尚志 (劇団 SURF SHOP)
音響 平野美羽
照明 佐々木恵実
衣装 月川すみれ
衣装協力 宮島啓、芳村駿
美術協力 烏羽宏至
写真 そえだあきふみ
殺陣 柳十兵衛
声 内山陽平
【協力】
日本時代劇研究所
Space Craft
蛇ノ目企画
劇団そとばこまち
志道塾
I’m nook
株式会社 K’sLink
制作:いげた屋
問い合わせ:igetaya2023@gmail.com

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