イスラエル音楽フェス襲撃半年 遺族や友、乱射現場で祈り

7日、イスラエル南部レイムで、息子のヤリン・エフラインさんの遺影を見つめる母オリーさん(共同)

 【レイム共同】イスラム組織ハマスがイスラエルを奇襲し、南部レイムで開かれていた野外音楽フェスティバルで約360人が銃乱射の犠牲になった日から半年となった7日、現場に多くの犠牲者遺族や友人が訪れ、祈りをささげた。

 「帰ってきてほしい。そればかり毎日考える」。3人きょうだいの末っ子ヤリン・エフラインさん(24)を亡くした母オリーさん(62)が、慰霊のため設置された遺影に顔を近づけ、すすり泣いた。ガザの方向で、イスラエル軍の砲撃音が響いた。

 フェスティバルには数千人が参加していた。突如現れたハマスの戦闘員たちは銃を乱射し、逃げたり隠れたりした参加者も容赦なく殺害。遺影の大半は若者だ。

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