バティアが“完全優勝”で初の「マスターズ」滑り込み 松山英樹7位

優勝で初の「マスターズ」出場を決めたアクシェイ・バティア(Ben Jared/PGA TOUR via Getty Images) ※撮影は2024年「ザ・セントリー」

◇米国男子◇バレロテキサスオープン 最終日(7日)◇TPCサンアントニオ オークスコース(テキサス州)◇7438yd(パー72)

4打リードの単独首位から出たアクシェイ・バティアが、通算20アンダーで首位に並んだデニー・マッカーシーをプレーオフ1ホール目で破り今季初優勝を飾った。2023年「バラクーダ選手権」以来となるツアー通算2勝目。4日間首位を守り切る“完全優勝”で次週「マスターズ」最後の出場枠に滑り込み、22歳にとって初めてのメジャーをオーガスタで迎える。

バティアは中盤まで独走ムードを漂わせていたが、同じ最終組を回るマッカーシーの猛チャージで空気が一変する。後半12番から圧巻の6連続バーディで5打差を追いつかれながら、最終18番(パー5)でバーディを分け合いプレーオフへ。同じ18番で行われた1ホール目をバーディとして熱戦を制した。

マッカーシーは7連続バーディ締めでプレーオフに持ち込んだものの、1ホール目でフェアウェイから99ydの3打目をグリーン手前の小川に入れて万事休す。ツアー初タイトルを逃した。

通算11アンダーの3位に、7位スタートから6バーディ「66」で回ったロリー・マキロイ(北アイルランド)。通算10アンダーの4位にラッセル・ヘンリーが続いた。

4位から8打差を追った松山英樹は4バーディ、3ボギーの「71」とし、通算8アンダーの7位でフィニッシュ。3月「ザ・プレーヤーズ選手権」の6位に続き、出場2試合連続でトップ10に入りオーガスタに乗り込む。

54位スタートの久常涼は2バーディ、3ボギー2ダブルボギーの「77」。通算6オーバーの78位で終えた。

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