レッドホープス、本拠開幕戦黒星 栃木に逆転許す BCリーグ

【福島―栃木】2回裏福島無死、先制の本塁打を放った幸田(右)=ヨーク開成山スタジアム

 ルートインBCリーグの福島レッドホープスは7日、ヨーク開成山スタジアム(郡山市)で栃木ゴールデンブレーブスとのホーム開幕戦に臨み、2―4で敗れた。通算成績は1勝1敗。

 福島は二回、幸田の本塁打で1点を先制。三回には1死三塁でバルデラマが中前へ適時打を放ち、2―0とした。しかし、先発の福井が四、五回に1点ずつ失い同点とされると、八回に石川が2失点し逆転された。

 福島は次戦の13日、ホームの同スタジアムで埼玉西武ライオンズファームと対戦する。午後1時開始予定。

  ▽ヨーク開成山スタジアム(福島1勝1敗)721人
栃木 000110020―4
福島 011000000―2
▽本塁打 幸田(福)
▽暴投 福井(福)▽野選 串間(栃)
▽試合時間 2時間54分

 幸田先制弾、復活へ燃える

 福島の7番幸田風揮は二回に今季1号となる先制の本塁打を放つ活躍を見せた。しかし、チームは失策絡みの失点を重ねるなどして逆転を許し、ホーム開幕戦を白星で飾ることはできなかった。幸田は「(先発の)福井(優也)さんの足を引っ張ってしまった」と悔しさをにじませた。

 0―0の二回、先頭の幸田は真ん中に来た初球を捉え、左翼スタンドへたたき込んだ。しかし2、3打席目では走者を置いた状態で「考えすぎた」と、持ち味の積極的な打撃が影を潜め、2打席とも空振り三振。チームも4回以降は打線のつながりを欠いた。

 4年目のシーズンを迎えた幸田だが、一度は夢を諦めかけた。昨年9月、2年前から痛めていた肩の違和感がぬぐえず一度は引退を表明。しかし、けがでの引退には納得できず、医師に相談した上でもう一度プレーすることを決めた。

 シーズンは始まったばかり。幸田は「今まで以上に盛り上げないといけない」と使命感に燃える。次戦こそホーム初勝利をファンに届けるつもりだ。

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