日向坂46、横浜スタジアム3DAYを完走 佐々木久美「日向坂46に迷いはありません」

3日間にわたり横浜スタジアムで公演を行った日向坂46【写真:上山陽介】

DAY1で1期生・齊藤京子の卒業コンサートとして開催

アイドルグループ・日向坂46が5日から7日に渡って、横浜スタジアム公演3DAYSを開催。DAY2、DAY3は、グループの誕生日を祝う『5回目のひな誕祭』として開催され、おひさま(日向坂46ファンの総称)への特別な思いを明かし、6年目へ向けて決意を語った。

ハマスタ3DAYSの最終日は、『HEY!OHISAMA!』で幕開け。早速、おひさまとのコール&レスポンスで会場がひとつに。続く『キツネ』ではダイナミックなブロックダンスで魅了し、『ハッピーオーラ』でバースデーを迎えた喜びをファンと分かち合った。

佐々木美玲による、しなやかなソロダンスから『アザトカワイイ』で弾けるような笑顔を振りまくと、上村ひなのもチャイナ風メロディーに乗って美しく舞い、『Am I ready?』で全力のパフォーマンス。横浜DeNAベイスターズのマスコットキャラクター・スターマン、キララが駆けつけ、日向坂46のバースデーをお祝いした。

後半ブロックに突入すると、絶対的エース・小坂菜緒の単独ダンスからライブでは久しぶりの披露となる7thシングル『僕なんか』。切ない歌詞が胸を打つバラードでエモーショナルな空気を作り上げたと思えば、続く13曲目には、キャプテン・佐々木久美のアグレッシブなダンスパフォーマンスから『君は0から1になれ』で一気にボルテージを上げてみせた。

ファンの投票によって選ばれた楽曲を披露するユニット楽曲リクエストブロックでは、メンバー屈指の歌唱力を誇る佐々木美玲と濱岸ひよりが『三輪車に乗りたい』で美しいハーモニーを奏で、『やさしさが邪魔をする』には加藤史帆・上村に小西夏菜実が加わり、新たな輝きを放つ。小坂・金村美玖の最強シンメトリー“なおみく”が『See Through』で見るものを圧倒すれば、富田鈴花と松田好花の2期生コンビ“花ちゃんズ”は、ギター弾き語りでの『飛行機雲ができる理由』で会場全体を優しい空気に包み込んだ。

DAY1で卒業した齊藤京子のセンター曲『月と星が踊るMidnight』では、先輩の意志を引き継いだ4期生が無限の可能性を感じさせ、藤嶌果歩のセンター曲『見たことない魔物』でアドレナリンを放出。全メンバーが集結すると、おひさまとタオルを振り回して一体感を生む『好きということは…』、ライブの鉄板ナンバー『NO WAR in the future 2020』で再び盛り上がりは最高潮に達する。

グループの歴史をたどるVTRが上映された後、初めて選抜制度が導入され、正源司陽子がセンターに抜てきされた最新シングル『君はハニーデュー』を披露。新たな坂を上り続ける日向坂46をアピールし、本編を締めくくった。

アンコールブロックでは、9月7日、8日の2日間に渡り、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で『ひなたフェス2024』を開催することをサプライズ発表。『誰よりも高く跳べ!2020』、『JOYFUL LOVE』が披露され、メンバーが感謝の思いを伝える。

2期生を代表して小坂は、「これから日向坂46が進んで行く道は安全な道もあれば、もしかしたら少し険しい道もあるかもしれません。それでも、私たち日向坂46はしっかりと歩を進み、立ち続けていたいなと思います」と話し、「ライブはおひさまのみなさんの思いと私たちがおひさまを思う気持ちが重なり合うことで完成すると私は感じています。この思いがあれば、いつだってすてきな景色が見られると思う。私たちが今見ているこの景色は、初めから当たり前にあった景色ではありませんでした。だからこそ、今ここにいるみなさんが、たくさん笑顔になって帰ってほしいし、日向坂を好きと言ってほしいです」とコメント。「どんな未来が待ち受けていようとも、必ずみなさんを導いて楽しい時間、そしてこのライブのときだけでも素敵な瞬間を皆さんの心に留めておけるように、これからも精一杯頑張っていきたいと思います」と涙を流しながら約束した。

キャプテンの佐々木久美は、5回目の誕生日を迎えた感謝を伝え、「日向坂46はたくさんの夢を持っています。個人の夢だったり、グループの夢だったり、自分たちには大きすぎる夢も持っています。夢を持つことは、時には無理だって言われたり、笑われたり、そんなときもあるかもしれません。でも、私たちは自分たちのことを信じています。そして、おひさまの皆さんも私たちのことを信じてくれているんだっていつも感じています。だから、夢を見続けられます。今の日向坂46にもう迷いはありません」と宣言。「おひさまのみなさんと一緒に、大きな夢をたくさんたくさんかなえていきたいです。そんな未来が絶対に待っていると信じて、これからも日向坂46は歩み続けていきます」と意気込みを語り、「いろんなことが私たちには待ち受けているかもしれないけど、こんなにたくさんのおひさまがいるんだっていうのが、私たちのいつも原動力です。おひさまの原動力に私たちもなれていたらと思います。自分たちのことを信じて、おひさまのことを信じて、これからも日向坂46は歩み続けます」と誓った。

アンコールの最終楽曲を終えても日向坂コールは鳴り止まず、ダブルアンコールに突入。『約束の卵2020』で会場全体が日向坂カラーの空色で染まり、笑顔と愛であふれた5回目のひな誕祭は幕を閉じた。

○2024年4月7日/日向坂46『5回目のひな誕祭 DAY2』セットリスト/横浜スタジアム

M01 HEY!OHISAMA!
M02 キツネ
M03 ハッピーオーラ
M04 アザトカワイイ
M05 Am I ready?
M06 シーラカンス
M07 青春ポップコーン
M08 愛はこっちのものだ
M09 未熟な怒り
M10 声の足跡
M11 思いがけないダブルレインボー
M12 僕なんか
M13 君は0から1になれ
M14 三輪車に乗りたい
M15 やさしさが邪魔をする
M16 See Through
M17 飛行機雲ができる理由
M18 月と星が踊るMidnight
M19 ドレミソラシド
M20 恋は逃げ足が早い
M21 見たことない魔物
M22 好きということは・・・
M23 NO WAR in the future 2020
M24 君はハニーデュー

EN1 誰よりも高く跳べ!2020
EN2 JOYFUL LOVE

WEN 約束の卵2020ENCOUNT編集部

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