プラネックス製無線LANルータ MZK-MF300N に複数の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月4日、プラネックス製無線LANルータMZK-MF300Nにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ゼロゼロワンの早川宙也氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

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MZK-MF300N すべてのファームウェアバージョン

プラネックスコミュニケーションズ株式会社が提供する無線LANルータMZK-MF300Nには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在すル。

・利用可能なデバッグ機能(CVE-2024-30219)
→デバッグ機能の使用方法を知っているユーザが管理画面にログインした場合、任意の操作をされる

・特定ポート番号におけるコマンドインジェクション(CVE-2024-30220)
→第三者に特定のポート番号に対して細工されたリクエストを送信され、任意のコマンドを実行される

プラネックスコミュニケーションズでは当該製品の販売を終了しており、修正アップデートの提供はない。JVNでは、当該製品の使用停止を推奨している。

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