ペイトリオッツとSダガーが4年最大100億円の契約延長に合意

ニューイングランド・ペイトリオッツのカイル・ダガー【NFL】

ニューイングランド・ペイトリオッツがトランジションタグを回避するために契約を結んだ。

現地7日(日)朝、ペイトリオッツがセーフティ(S)カイル・ダガーと最大で6,600万ドル(約100億0,920万円)に上り、3,250万ドル(約49億2,915万円)の保証がついた4年5,800万ドル(約87億9,596万円)の契約に合意したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートおよびマイク・ガラフォロが『NFL.com』のエリック・エドホルムとともに報じている。

今回の契約延長は、ペイトリオッツが3月にダガーにつけたトランジションタグに代わるものだ。

そのタグはセーフティポジションの年俸トップ10の平均となる金額に基づく1年契約で、1,380万ドル(約20億9,283万円)相当だった。新契約の年平均額はそれを上回る1,450万ドル(約21億9,899万円)であり、ダガーはセーフティポジションで6番目に多い報酬を得る選手となる。さらには、複数年にわたって契約が保証されるというおまけつきだ。

ダガーは2020年NFLドラフト2巡目で指名されてから4シーズンをペイトリオッツで過ごした後、大金を手にしている。新人でありながらシーズンの半分近くで先発を務めたダガーは、2021年にディフェンシブバックフィールドでフルタイムの先発となった。

キャリアを通して出場してきた61試合で、ダガーはタックル343回、サック2.5回、フォースドファンブル2回、インターセプト9回でピックシックス2回を記録している。

パスカバーのスペシャリストというよりはランディフェンスでより優れているものの、どちらの面でも活躍できるダガーは、歴史的な成功を収めたビル・ベリチックの時代からジェロッド・メイヨをヘッドコーチ(HC)とする新時代への橋渡し役として、必要な資質をすべて備えていると言えよう。

当面の契約が確定した今、ダガーにとっての次のステップは、過去2シーズンで順位を落とすまで、10年連続で被得点のランキングでトップ10に位置していたペイトリオッツを再びその位置に導くことだ。

【RA】

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