【早出し】国守る使命自覚 東根・神町駐屯地で入隊式

候補生を代表して有馬康哲さんが力強く宣誓した入隊式=東根市・陸上自衛隊神町駐屯地

 陸上自衛隊第6師団第20普通科連隊(連隊長・武田宜則1等陸佐)の自衛官候補生入隊式が7日、東根市の神町駐屯地で行われ、候補生14人が国を守る使命の重さを自覚し、決意を新たにした。

 候補生を代表して有馬康哲(やすのり)さん(28)=福島県出身=が「精神を鍛え、自衛官として必要な知識を習得することを誓う」と宣誓した。式辞で武田連隊長は「同期の絆を大切にして、切磋琢磨(せっさたくま)しながら困難を乗り越え立派な自衛官になってほしい」と述べた。

 式典には家族や来賓など約150人が出席した。候補生は同連隊で基礎的な訓練を3カ月間行い、2等陸士に任官される。配属部隊でさらに3カ月の訓練を重ね、専門技能を身に付ける。中山町出身の加藤凌真さん(21)は「頼りがいのある自衛官になる」、鶴岡市出身の菅原瞬さん(19)は「災害派遣で活躍できるよう、日々の訓練に臨む」と意気込みを語った。

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