山形、酒田で桜の開花宣言 うきうき、シーズン入り

霞城公園で開花が確認された標本木のソメイヨシノ。連日の気温20度到達で一気に開いたという=山形市

 山形市と酒田市は7日、霞城公園と日和山公園のソメイヨシノが開花したと宣言した。県内も桜のシーズンに入り、両公園では青空に映える花を撮影する人などの姿が見られた。

 霞城公園は標本木で、平年より1日早く昨年より8日遅い。山形市の最高気温は24度と連日の20度到達となり、同市の担当者は「一気に開花したようだ」と話した。日和山公園は基準木で、平年より2日遅く昨年よりは7日遅い開花。この日は山形地方気象台も、山形市緑町1丁目の同気象台構内の観測用標本木のソメイヨシノが開花したと発表した。平年より6日早く、昨年より7日遅い。

 霞城公園では咲き進んでいるエドヒガンザクラもあり、家族連れや友人同士がスマートフォンを向け、花と陽光を楽しみながら食事する人たちもいた。子ども2人と散歩を楽しんでいた同市平清水の主婦の安倍香織さん(39)は「開花宣言のニュースはうれしく、春が来たんだと気持ちがうきうきする。子どもたちも桜を探すのが楽しそう」と笑顔だった。

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