米テスラ、中国メーカーの攻勢で低価格EV開発中止?マスク氏は報道を否定―中国メディア

米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は5日、同社が中国メーカーとの競争が激化する中で新型の低価格車の開発を中止したとするロイター通信の報道を否定した。

中国メディアの観察者網によると、米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は5日、同社が中国メーカーとの競争が激化する中で新型の低価格車の開発を中止したとするロイター通信の報道を否定した。

ロイター通信は同日、事情に詳しい複数の関係者の話として、販売価格を約2万5000ドル(約377万5000円)に抑えたEVの低価格モデルの開発を中止したと報じた。開発中止を決定したのは多くの従業員が参加して2月下旬に行われた会議の場で、同じ小型車プラットフォームにおいて完全自動運転車「ロボタクシー」の開発を続けるという。ロイターの報道を受け、テスラの株価は一時6%超下落した。

その後、マスク氏がX(旧ツイッター)に「ロイターはうそをついている」と投稿すると、株価は下げ幅が縮小し、終値は3.6%安だった。マスク氏はロイターの報道の具体的な誤りについては言及しなかった。(翻訳・編集/柳川)

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