路線バスにEV初導入 名阪近鉄バス、きょうから運行開始

EVバスは大垣市内路線で1日150キロを運行する

 【西濃】大垣市を中心に路線バスを運行する名阪近鉄バス(本社名古屋市中村区)は8日から、路線バス車両として同社初の電気自動車(EV)バスを導入する。若森営業所に配置し、大垣市内路線で運行する。

 導入するEVバスは、中国EV大手の比亜迪(BYD)製。乗車定員は32人。航続距離は約210キロ(冷房起動時)で、同社は1日約150キロ運行する。

 充電設備は若森営業所にあり、充電は約2.5時間で完了する。災害時には電気供給ステーションとして活用できる。

 今回のEVバスの導入コストは従来のディーゼルエンジンバスの約1.5倍。同社は今後も、EVバスなど環境に配慮した車両を導入する方針。

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