原油先物は1%下落、中東情勢巡る緊張緩和で

Florence Tan

[シンガポール 8日 ロイター] - 原油先物価格は8日のアジア市場序盤の取引で1%下落している。イスラエルがパレスチナ自治区ガザ南部からさらに部隊を撤退させ、停戦に向けた新たな協議に取り組む姿勢を示したことから、中東情勢を巡る緊張が和らいでいることが背景。

北海ブレント先物は、2253GMT(日本時間午前7時53分)時点で0.94ドル(1%)安の1バレル=90.23ドル。一時90.01ドルまで下げた。

米WTI先物は0.90ドル(1%)安の86.01ドル。一時85.80ドルを付けた。

イスラエルとイスラム組織ハマスはエジプトで行われる新たな停戦協議に代表団を派遣することを確認した。

イスラエルのガラント国防相は7日、在シリアのイラン大使館周辺に対する1日の空爆にイランが報復を表明したことを受け、イスラエルはイランとの間で起こり得るいかなるシナリオにも対応の用意ができていると述べた。

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