2時間50分の降雨中断でドジャース完敗も、大谷翔平は快足を飛ばす三塁打&チーム唯一の打点で4試合連続のマルチ安打!

現地4月7日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でシカゴ・カブスと対戦した。大谷翔平は「2番・指名打者」で先発出場し、カブス先発の今永昇太と初対戦。2打席ノーヒットに抑えられたが同投手降板後は三塁打と、チーム唯一の得点となる打点をあげ4打数2安打1打点。4試合連続マルチ安打もチームは1対8で敗れ、今シーズン初めて3連戦を1勝2敗で負け越した。

昨年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、侍ジャパンのチームメイトとして14年ぶりの世界一に貢献した大谷と今永。2人の初対決は現地でも大きな注目を浴びた。

初回1死、大谷はフルカウントから3球連続ファウルで粘るも、最後は内角高めの94.4マイル(約151.9キロ)の速球にバットが空を斬り、初顔合わせは三振に倒れた。

その裏、カブスはドジャース先発のギャビン・ストーンを攻め2死満塁とビッグチャンスを作ると、6番マイケル・ブッシュが左中間へ走者一掃となるタイムリーツーベースを打ち、いきなり3点を先制。さらに2回裏には鈴木誠也が左犠飛で1点を追加し、序盤から今永を強烈に援護する。

2度目の対戦は伸びのある速球を打ち損じ、三邪飛。大谷だけでなく、ドジャース打線は今永をまったく攻略できず、4回途中までわずか2安打。カブスの背番号18の前に二塁すら踏むことができず沈黙した。

2回途中から強い雨が降り、グラウンドに水が溜まって何度も中断。ドジャース内野陣は失策が続出し、投手陣も失点を重ね4回終了まで大量7点を献上。降雨により約2時間50分の中断明けもリズムに乗れず、スコアボードにゼロが刻まれる。
なんとか反撃したいドジャースは6回2死走者なしで、打席には大谷。3番手マーク・ライターJr.の初球を叩き右中間へ鋭い打球を放つと、俊足を飛ばして一気に三塁へ。目にも止まらぬ速さで三塁打を記録する。しかし3番フレディ・フリーマンが三ゴロに倒れ、得点にはつながらなかった。

終盤8回には2死一塁で大谷がセンターの頭上を越えるタイムリー二塁打で、ドジャースがようやく1点を返すが、反撃もここまで。わずか4安打で、カブスに完敗を喫した。

構成●THE DIGEST編集部

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