別府市制100周年を祝い記念式典 「世界平和のモデルになるまちに」と宣言【大分県】

別府市の未来へ宣言する子どもたち=7日、同市山の手町のビーコンプラザ
式典に参加した市民や首長、議員ら

 別府市制施行100周年を祝う記念式典が7日、同市山の手町のビーコンプラザであった。市民や国内外の自治体首長・議員ら千人以上が出席した。車椅子を使っていたり、外国にルーツを持っていたりする多様な子どもたち12人が「世界平和のモデルになるまちにしたい」と未来へ宣言した。

 長野恭紘(やすひろ)市長が「別府人(びと)よ、100年後の未来にさんさんたる光を浴びせよ」と日本語と英語で式辞。加藤信康市議会議長は「先人が築き上げた文化や歴史を大切にしていく」とあいさつした。佐藤樹一郎知事らが祝辞を述べた。

 別府鶴見丘高3年のカーン・ハリマさん(17)は英語で宣言。パキスタン出身の両親と暮らしていることに感謝を示し、別府市の未来を「人が外見や思い込みで判断されず、性格や行動で理解されるまちになっている」と思い描いた。

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