ウクライナ支援が平和回復の鍵、ドイツ首相が効果的抑止呼びかけ

[フランクフルト 6日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は6日、同国はロシアとの戦争に対するウクライナ支援への取り組みを弱めないと述べるとともに、西側による支援継続を求めた。

ブカレストで行われた会合で、ロシアと北大西洋条約機構(NATO)の衝突を含む事態悪化を回避する最良の方法は効果的な抑止だと指摘。「ウクライナでの戦争は(ロシアの)プーチン大統領が軍の撤退を決めた瞬間に終了する。だがその決定は、戦場では勝利できないと理解した場合にのみ下すだろう」と述べた。

その上で「われわれは誰も攻撃してこないよう、欧州として団結し自らの安全保障と防衛のために投資を強化していく。これは狭量な自国の利益をわきに置き、強固で真に欧州の防衛産業を構築することも意味する」と述べた。

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