MLB=ストラスバーグが現役引退、ワールドシリーズMVP

[7日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)でワールドシリーズ(WS)最優秀選手(MVP)に選ばれたことのあるスティーブン・ストラスバーグ投手(35)が7日、現役引退を表明した。

ストラスバーグは2010年のデビューからナショナルズ一筋で、13シーズンで通算113勝62敗、防御率3.24、1723三振をマーク。オールスターには3回選出され、19年WSを制覇した際には14回1/3を2勝無敗、防御率2.51と活躍し、同シリーズMVPに輝いた。

ただ、21年に胸郭出口症候群の手術を受けるなど、20年以降は相次ぐ故障に苦しみ、マウンドに立ったのは22年6月9日が最後だった。

ストラスバーグは声明で「きょう、自分の愛する野球からの引退を発表する。復帰を何度も試みたが、けがが原因でメジャーのレベルで投げることができなくなった」とコメント。「もっと投げられる試合があったらと常に思う一方で、私にとって唯一のチームのために全てを出し切ったという安堵(あんど)の気持ちがある」とも話した。

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