パトカー追跡中の車がガードレール衝突 岐阜・可児市で飲酒運転の疑い

 7日午後10時10分ごろ、岐阜県可児市今渡の国道21号の交差点付近で、岐阜県警可児署のパトカーが追跡した軽トラックが歩道に乗り上げ、ガードレールに衝突する単独事故が発生した。運転していた美濃加茂市の男性(30)は美濃加茂市内の病院に搬送されたが、命に別条はない。署が詳しい事故原因を調べている。

 署によると、午後10時5分ごろ、パトロールしていた署員が可児市広見の市道でふらつく車両を発見し、停止を求めるために赤色灯をつけサイレンを鳴らして追跡。追跡から2分ほどで車両を見失い、付近を捜索したところ、約700メートル先の国道21号交差点の歩道上で、ガードレールに衝突した車両を発見した。男性からは基準値を超えるアルコールが検出された。

 山口弘和副署長は「現時点で、パトカーの追跡方法などについて問題ないと判断している」とコメントした。

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