伯桜鵬関「気合十分、白星を重ねる」 「ふるさと倉吉」地元後援会が化粧まわし披露

伯桜鵬関倉吉後援会長の広田市長から化粧まわしを受け取る伯桜鵬関の父・落合勝也さん(右)=7日、鳥取県倉吉市明治町の打吹回廊

 大相撲十両・伯桜鵬関=本名落合哲也、鳥取県倉吉市出身、伊勢ケ浜部屋=の地元後援会(会長・広田一恭倉吉市長)は7日、伯桜鵬関に贈る化粧まわしを披露した。しこ名と「ふるさと倉吉」を印象付ける桜をあしらったデザインで、伯桜鵬関は「皆さんの気持ちがこもった化粧まわしを着けると気合十分、元気が出ます。白星を重ねます」とメッセージを寄せた。

 「伯桜鵬」の文字は、開運文字書家の豊口広さん(奈良県在住)作。大相撲懸賞旗でおなじみ永谷園の「あさげ」、日本酒「久保田」の文字ロゴなどで知られ、宮城野親方の現役時代の化粧まわしも手がけた。

 伯桜鵬関の化粧まわしは、延べ1100人超からの寄付金(市補助金含む計約700万円)で制作。通常、寄贈した後援会名が入れられるが、倉吉の全国発信を願い「鳥取県倉吉市」と記された。今後、着物一式や相撲道具を入れる葛籠(つづら)も贈る予定。

 同日、伯桜鵬関の実家近くの打吹回廊(同市明治町)で開かれた「くらよし桜まつり」で披露。広田市長は「桜色の化粧まわしで三役、それ以上(横綱)の出世をしてほしい」と望み、伯桜鵬関の父・勝也さん(60)は「倉吉の応援は息子の頑張る力になっている」と感謝した。5月の夏場所での躍進を期待する市民が拍手でもり立てた。

伯桜鵬関の化粧まわし。しこ名の由来となった「桜ずもう」にちなみ、ピンク色が基調。伯桜鵬の文字は開運文字書家の豊口広さんが手がけた
伯桜鵬関の化粧まわしを眺める家族連れ=7日、鳥取県倉吉市明治町の打吹回廊
市民らの寄付金で作られた伯桜鵬関の化粧まわしを披露する後援会関係者ら=7日、鳥取県倉吉市明治町の打吹回廊
伯桜鵬関のパネル展に見入る市民=7日、鳥取県倉吉市明治町の打吹回廊

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