吉田正尚が1安打もライナー性の打球を連発 チームは貯金4でホーム開幕3連戦へ

吉田正尚(ロイター=USA TODAY Sports)

レッドソックスの吉田正尚外野手(30)は7日(日本時間8日)、敵地アナハイムで行われたエンゼルスとのデーゲームに「5番DH」で先発出場。4打数1安打1打点1得点で打率は2割4分2厘となった。試合は12安打を放ったレッドソックスが12―2で勝ち、貯金4で西海岸遠征を締めくくった。

また、遊撃手・ストーリーの負傷者リスト入りに伴いメジャー初昇格を果たしたハミルトンはメジャー初打席初本塁打を放つなど4打数2安打1打点だった。

吉田は2回に先頭で迎えた第1打席で先発右腕シルセスに対し、カウント3ボール1ストライクからの5球目、高めいっぱいにきた94マイル(約151キロ)の直球を捉えたが中直に倒れた。4回の第2打席も先頭で入ると、シルセスに対しカウント1ボール1ストライクからの3球目、92マイル(約148キロ)の甘い直球を今度は打球速度105・3マイル(約169キロ)と強くはじき返すが、またもやトラウトの守備範囲で中直に打ち取られた。

3点リードの6回無死一、三塁で3度目の打席に入った吉田は2番手左腕・シスネロに対し2ボールからの3球目、真ん中に入ってきた85マイルのスライダーをライナーで運ぶ中前適時打。レッドソックスはこの回に4点を追加し、試合の主導権を握った。

7回の第4打席では3番手左腕・スアレスに対し1ストライクからの2球目、79マイル(約127キロ)の甘いスイーパーを低いライナーで打ち返すが遊ゴロに。さらに7点リードの9回二死二、三塁で5度目の打席に入ると、スアレスに対しカウント3―1からの5球目、外角に外れるストレートを余裕で見送り、四球で出塁。このあと11点目のホームを踏んだ。

安打は1本に終わったが、この日は5打席全てでボールをしっかりと見極め、捉えた打球は角度を付けて中堅方向へはじき返した。試合後はチャーター機で家族が待つボストンへ向かった吉田。翌8日(同9日)は試合がなく、9日(同10日)からはオリオールズを迎えてのホーム開幕3連戦を行う。

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