韓国が軍事衛星2号機を発射 米南部から、偵察能力向上へ

韓国の軍事偵察衛星を搭載したロケット=米南部フロリダ州(韓国国防省提供・聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国国防省は8日、米南部フロリダ州のケネディ宇宙センターから現地時間7日夜(日本時間8日朝)、韓国軍の偵察衛星2号機を打ち上げ、地球周回軌道に投入したと発表した。地上との交信にも成功した。高性能レーダーを搭載し、北朝鮮に対する独自の防衛体制「3軸体系(先制打撃、ミサイル防衛、報復攻撃)」の基礎となる偵察能力を向上させる。

 北朝鮮も今年中に数機の軍事偵察衛星を打ち上げる方針で、韓国の申源シク国防相は8日、4月中旬にも発射される可能性があるとの見方を示した。南北間の競争が激しさを増しそうだ。

 衛星は米スペースX社のファルコン9ロケットに載せて打ち上げられた。

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