“打ち上げ嫌い”の櫻井翔が3月末・汐留『news zero』「有働由美子の送別会」には出席した2つの理由

櫻井翔(嵐)、有働由美子(C)ピンズバNEWS

2018年10月からMCを担当した『news zero』(日本テレビ系)から3月末をもって卒業、3月30日からは音楽番組『with MUSIC』のMCに就任したフリーアナウンサーの有働由美子(55)。今春から新たな道を歩み始めた彼女の門出に花を添える、打ち上げを兼ねた送別会が、3月末に開催されたという。

「『news zero』でナレーションを担当している元TBSアナウンサーの新井麻希さん(41)も自身のインスタグラムにアップしていますが、3月の最終週の平日に『news zero』の出演者やスタッフを交えた送別会が行なわれたそうなんです。場所は日テレのある東京・汐留の超高層ビルの高層階にあるイタリアンレストランだったといいます」(民放キー局関係者)

新井は有働、『news zero』のナレーション陣との集合ショットとともに《有働さんと2018年の秋から5年半、一緒に仕事できたことは、仕事人生の大きな財産です。(多分一度でもご一緒した方は皆んなそう思ってますよね)》《newszeroでの有働さんの振る舞いはしっかりと焼き付けております。たくさんたくさん、吸収しました。ありがとうございました》と有働への感謝の思いを綴っている。

「新井さんがアップした画像には有働さんとナレーション陣しか写っていませんが、他にも番組スタッフ、さらには嵐の櫻井翔さん(42)も打ち上げに参加していたといいます。

その櫻井さんは、こういった打ち上げの場にはなかなか来ない人として知られています。これまでは特に嵐の活動もあり、多忙を極めていたという事情もあるのでしょうが、国民的スターですし、一般の方やスタッフにも迷惑がかかってしまうといった配慮もあったのでしょう、打ち上げなどにはあまり積極的には参加することがなかったようです。

そんな櫻井さんが顔を出したことに、驚きの声も上がったといいますよ」(前同)

■“打ち上げ嫌い”櫻井翔が「有働由美子の送別会」に出席した裏側

嵐は活動休止に入り、いまだ稼働はない。『1億3000万人のSHOWチャンネル』(日本テレビ系)も3月16日をもって終了。以前と比べれば時間的な余裕もでき、打ち上げに参加することができたのかもしれない。

「ただ、それ以上に大きいと言われているのが、有働さんへの感謝の思いと、『news zero』が櫻井さんにとって今まで以上に重要な番組になった、ということですね。有働さんとは約8年一緒に番組をやってきましたし、そして何より、ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題が取り沙汰された際には櫻井さんを救うような動きをしてくれましたからね」(前出の民放キー局関係者)

2023年3月、イギリス公共放送BBCがジャニー氏の加害問題に焦点を当てたドキュメンタリーを放送したことをきっかけに、実際に被害を受けたと実名で訴える元所属タレントが続出。社会的な問題となり、2023年5月14日には藤島ジュリー景子元社長(57)が動画で謝罪し、文書で見解を発表した。

翌日の5月15日放送の『news zero』でも同問題を取り上げたものの、話題に入る前に櫻井が画面から姿を消し、有働だけで進行。VTRを流したあと、有働が「この件については、番組で話し合って私が話します」と説明した。

さらに「まずは性被害については、被害者のケアを最優先にしてほしい。そして、エンタメを通じてたくさんの夢を見せてきてくれたジャニーズだからこそ、ファンや私たちが迷いなく夢を見続けられるようにしてほしい」などと話した。

■ジャニー氏加害問題、“沈黙”の櫻井翔を救った有働由美子

その後、櫻井は3週にわたって同問題にコメントせず、視聴者からは、

《ジャニーズの問題、櫻井さん話せないならキャスター降りるべき》
《「櫻井翔」がどうのこうのではなく、都合の悪い報道で隠れるなら、MCとしてではなくコメンテーターとして使うべき。もう、「zero」のMCとしては使えない》

といった厳しい批判の声が噴出してしまった。

「大きな社会的なニュースですし、ジュリー氏が見解を出したわけで、『news zero』で触れないわけにはいかなかった。しかし、櫻井さんが出演していることもあり、ジュリー氏動画のすぐ後、番組の会議は“どうやって取り上げるべきか”と大紛糾したそうです。

このときに有働さんは埒が明かないと感じたのか、“私がやります”と声を上げ、ああいった形での放送になったといいます。櫻井さんが口を閉ざさざるを得ない状況を有働さんが救ったとも言えそうで、まさに櫻井さんにとっては救世主ですよね」(前出の民放キー局関係者)

嵐の活動がなく、『SHOWチャンネル』が終了した今、『news zero』が、櫻井にとって一丁目一番地の番組になったのは間違いないだろう。

「ジャニー氏の問題で櫻井さんの『news zero』からの降板は間違いない、と複数のスポーツ紙、週刊誌が報じましたが、4月以降も続投が決定しました。ジャニー氏の件をスルーした櫻井さんが報道番組のキャスターを続けることに批判の声はいまだあり、視聴者からも厳しく見られ続けています。にもかかわらず、日テレ、番組サイドは覚悟を持って続投を決断。櫻井さんも感謝の気持ちは大きいでしょう。

櫻井さんは、2006年の『NEWS ZERO』時代から出演していますし、嵐の活動休止後はキャスター業をメインにしていきたい、という意向があるとも言われてきましたからね。そんな大切な『news zero』を支えてくれた有働さんの卒業ということで、櫻井さんも“この会だけには出ないと”という思いで、送別会に参加したのではないでしょうか。両者は会の終了後、“またね”と声を掛け合っていたそうですよ」(前同)

有働への感謝を胸に、櫻井は『news zero』でキャスター道に邁進していくことになりそうだ。

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