今永昇太 大谷翔平との日米初対決に〝完勝〟も「たまたま抑えられた。すごい威圧感がある」

今永昇太は初回に大谷翔平から三振を奪った

カブス・今永昇太投手(30)が7日(日本時間8日)に本拠地リグリー・フィールドで行われたドジャース戦で今季2度目の先発を果たし、4回を2安打無失点の快投を見せた。しかし、7点リードした4回途中に強い降雨のため中断。2時間51分後に試合は再開したものの、今永は交代を余儀なくされ、無念の降板となった。

世界中の野球ファンが注目したのは大谷翔平投手(29)と日米通じての初対決。初回一死で迎えた初対戦ではフルカウントから9球目、内角高めの94・4マイル(約152キロ)直球で空振り三振を奪うと、本拠地に詰め掛けたカブスファンから大歓声が沸き起こった。

4点リードした3回二死からの2度目の対戦でも大谷を内角高めの直球で三邪飛に仕留めた。

試合後、今永は大谷について「勝負というのは紙一重なので。あれが本塁打になっているかもしれない。今日はたまたま抑えられましたけど、これを継続できるように頑張ります」と気を引き締めた。その上で「本当にスイングもすごい。打席に立っても体が大きかったし、すごい威圧感のある選手だなと思いました」と最敬礼した。

無念の降板となったことには「そこはあまり気にしていない。それも米国スタイル。かえって切り替えもしやすいし、そこはあまり気に留めていません」と前を向いた。

次回登板に向けて「自分のやりたいことではなくて、やるべきことをやっているというのが今後も大事。コンディショニングを調整して、またフラットにしてベストな投球ができるように頑張ります」と腕をぶした。

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