警視庁創立150年、来場者1万人超「特別展」など反響多数 舘ひろしさんら著名人の“応援メッセージ”も

ドラマなどでおなじみの警視庁本部庁舎。仮設庁舎を含めると8棟目の建物で、約271億円をかけ1980年に竣工した(ponoponosan / PIXTA)

首都東京の警察組織である警視庁。明治7年(1874)に現在の東京駅付近に設置されて以来、関東大震災や東京大空襲、安保闘争といった出来事を経て、現在でも警察官ら職員約4万6000人が治安を守るために働いている。

警視庁担当者が各イベントの「反響」明かす

特別展では制服の変遷などが展示された。写真は警視庁HPより(https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/joho/koho/photonews/pnews03.html)

警視庁にとって今年は創立150年の節目の年で、1月には「警視庁創立150年記念式典」が開催されたほか、2月には記念コンサートも実施。警察博物館(東京都中央区)では先月3日までの期間限定で特別展が行われていた。

警視庁の広報担当者は一連の創立150年のイベントに寄せられた反響について、次のようにコメントした。

「これまでのご理解とご協力への感謝をお伝えするべく、警察博物館の特別展においては約1万1000人(1日平均約900人)の来館者の方々に、警視庁の歴史に触れていただき、『150年のすごさを肌で感じることができた』『他施設では見られない唯一無二だと思った』『映像で、過去の免許証の特徴が説明されていて分かりやすかった』などの反響を頂戴いたしました。

また、記念コンサートにおいては、約1000人の観客の方々に対し、この感謝の気持ちを音楽に乗せてお届けいたしました」

舘ひろしさんらが応援メッセージ、現在も特設サイトに掲載

警視庁創立150年に特化したイベントは今後予定されていないが、創立150年の特設サイトが現在も公開されており、俳優の舘ひろしさん、水谷豊さんら総勢26人の著名人からの応援メッセージを読むことができる。

特別展の期間中は、これら応援メッセージの書かれた色紙が警察博物館でも展示されていたといい、前出の担当者は以下のように語った。

「これまで各種警察活動にご協力いただいた方々、警察を題材としたドラマ、アニメ、小説の各種作品でご活躍なさっている方々を始めとする各界の著名人から、応援メッセージを頂戴いたしました。

これらのメッセージは、私たち職員にとって、警視庁に寄せられる思いに向き合う契機となり、励みになりました」

創立150年に特化したものではないが、警視庁では今後も音楽隊のコンサートなどイベントを予定しており、スケジュールは警視庁HPや、警視庁広報課のX(旧Twitter)から確認できる。また、警察博物館は無料で見学することができ、HPではバーチャル見学も可能だ。

おでかけの参考に、スケジュールやHPを確認してみてはいかがだろうか。

警察博物館
【所在地】東京都中央区京橋3-5-1
【公開時間】午前9時30分から午後4時00分まで(最終入館時間 午後3時30分)
【休館日】月曜(祝日にあたる場合はその翌日)、年末年始(12月28日から1月4日)
【見学料】無料

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