松山英樹と久常涼が挑む「マスターズ」開幕 ウッズ、前年覇者ラーム出場

主戦場をLIVゴルフに移したジョン・ラームが連覇に挑む(Andrew Redington/Getty Images)

◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前情報◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555 yd(パー72)

今年もオーガスタナショナルを舞台に今季メジャー初戦が11日(木)に開幕する。2021年にアジア勢初の大会制覇を果たした松山英樹は13度目の参戦。昨季のDPワールドツアー(欧州ツアー)でルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞した久常涼が、特別招待で初めてフィールドに入った。

松山は7位で終えた前週「バレロテキサスオープン」から2連戦。昨年は16位、22年は14位と優勝争いから遠のいていたが、今季は2月「ジェネシス招待」で2年ぶりのツアー優勝を飾るなどフェデックスカップランキング3位につけており、3年ぶりの大会制覇への期待が高まる。

3年ぶりの大会制覇なるか(Mike Ehrmann/Getty Images)

初出場の久常も、松山と同じく前週4日間のプレーを経てオーガスタへ。初の海外メジャーを、かねて憧れを抱いてきた大舞台で迎える。

大会5勝のタイガー・ウッズは26度目の出場。昨年大会は最終日のスタート前に足の故障のため棄権した。今季は10カ月ぶりにツアー復帰し、体調不良で途中棄権した「ジェネシス招待」以来、2試合目の出場となる。

ディフェンディングチャンピオンは昨年12月にLIVゴルフへ移籍したジョン・ラーム(スペイン)。昨年は通算12アンダーで初のグリーンジャケットを獲得し、2021年「全米オープン」以来となるメジャー2勝目を決めた。LIVからはラームのほか、特別招待を受けたホアキン・ニーマン(チリ)、歴代覇者のダスティン・ジョンソン、パトリック・リード、フィル・ミケルソンら13人が出場する。

16度目の出場となるロリー・マキロイ(北アイルランド)は、15年から待たれる生涯グランドスラムの達成なるか。また、今季を最後に過去2勝のマスターズから身を引く意向を示していた66歳のベルンハルト・ランガー(ドイツ)は、故障を理由にエントリーを見送った。

<主な出場予定選手>
ジョン・ラーム、松山英樹、久常涼、セルヒオ・ガルシア、ダスティン・ジョンソン、フィル・ミケルソン、パトリック・リード、タイガー・ウッズ、ブライソン・デシャンボー、ブルックス・ケプカ、トニー・フィナウ、ロリー・マキロイ、ホアキン・ニーマン

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