日向坂46齊藤京子、涙の卒コンで誓いの言葉「生まれ変わっても絶対にアイドル」

卒業コンサートに登場した日向坂46の齊藤京子【写真:上山陽介】

『キョコロヒー』で共演するヒコロヒーがサプライズ登場

アイドルグループ・日向坂46が5日から7日に渡って、横浜スタジアム公演3DAYSを開催。初日は1期生・齊藤京子の卒業コンサートとして開催され、齊藤が約8年間のアイドル人生に涙で別れを告げた。

“アイドル齊藤京子の集大成”として開催された卒業コンサートでは、『居心地悪く、大人になった』『それでも歩いてる』『ひらがなけやき』といった、欅坂46時代の楽曲も含め全21曲を披露。テレビ朝日のバラエティー番組『キョコロヒー』でタッグを組む芸人のヒコロヒーがサプライズ登場し、ユニット曲『After you!』で卒業コンサートに華を添えた。

本編の最後には、自身が初めてシングル表題曲のセンターを務めた『月と星が踊るMidnight』を披露。アイドル人生の最後の時が迫る齊藤が涙を流し、旅立つ決意を感じさせるパフォーマンスに、おひさま(日向坂46ファンの総称)から万雷の拍手が送られた。

会場がきょんこコールに包まれ、アンコールに突入すると、純白のドレスに身を包んだ齊藤がスピーチ。習い事や部活動が長続きしなかったことを明かした齊藤は、「アイドルは8年間続けられました。心から楽しくて、達成感や充実感を味わえる刺激的で幸せな日々を過ごせたからです」と話し、「アイドルは、ファンのみなさんが作り上げて完成するものだと思っています。私はみなさんのおかげでアイドルの齊藤京子になれました。改めて、今までたくさん応援してくださり、たくさんの愛をありがとうございました」とファンに感謝した。

メンバーへ向けては、「努力家のメンバーばかりで、いつも何事にも一生懸命。そんな生き生きとしたメンバーを間近で見られて、いつも力をもらっていました。努力の心と笑顔には、勇気と元気をもらえます。無口で1人でいることが多かったこんな私に、たくさん優しくしてくれて、ありがとう。みんなのことが大好きです。1人ひとりの夢がかないますように」と願い、「心が躍った時も、苦しい思いをした時も、どんな時も、すべての感情を共にしてきたみんなとのお別れが寂しすぎて、卒業発表してからみんなの顔を見るたびに胸が熱くなっていました。改めて素晴らしい仲間を持ちました」と吐露。

さらに日向坂46の冠番組で共演した土田晃之、ハライチ澤部佑、オードリーの名前をあげると、「サポートしてくださったみなさんがいてくださったから今の私がいます。育ててくださり、本当にありがとうございました」と涙と共に感謝を伝えた。

スピーチの最後には、「アイドルとっても楽しかったです。私にとってアイドルは心からの天職でした」と断言。「人生の中でアイドルになれたことは、私にとって一番の誇りですし、かけがえのない思い出です。みなさんに出会えて、心から幸せです」と思いの丈を語った。

卒業コンサートを締めくくったのは、自身が宝物のような楽曲と語る卒業ソング『僕に続け』。愛するメンバーとおひさまに囲まれ、感動のフィナーレを迎えた齊藤は、「改めて8年間、本当にありがとうございました。みなさんと一緒に見た景色は宝物です。この坂を上って、ここまで来た。このアイドル人生が最高に楽しかったです。生まれ変わっても絶対にアイドルになります」と誓いの言葉を送り、ステージを下りた。

1997年9月5日生まれ、東京都出身の齊藤は、2016年に日向坂46の前身であるグループ・けやき坂46のオーディションに合格。グループの中心メンバーとして活躍し、22年10月にリリースされた『月と星が踊るMidnight』でシングル表題曲センターを務めた。19年から女性誌『ar』のレギュラーモデル、21年には初の冠MC番組『キョコロヒー』がスタート、23年に「泥濘の食卓」(テレビ朝日)で主演を務めるなど、グループ外の活動でも注目を集めた。ENCOUNT編集部

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